商品開発の効率化
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指静脈認証装置OEM商品の事例

概要

指静脈認証システムのOEM商品開発事例を元に効率的なデザイン開発過程をご紹介します。

中身を理解することでアイデアが広がる

よりよいデザイン開発をするには、まずデザイナーが製品の用途、内部構成、各部品の役割などをよく理解していることが必要である。それには企画部門や設計部門と綿密な連携が欠かせない。

中身の寸法や役割を知ることで、より使いやすい、より格好いいといったレイアウト案が生まれる。たとえ内容物が同じでも、部品のレイアウトを変えることでデザインを大きく変えることができる。

まず、液晶表示部・キー操作部と静脈認証部を横または縦に並べるアイデアをラフスケッチやラフモデルを通して十分に検討を重ね、どちらも使い勝手がよいことがわかった。それぞれの利点はあるが、OEM先が縦案を選び、差別化も考慮して自社ブランド品は横にした。

デザインイメージの絞り込みから最終レンダリングへ

レイアウトが決まるとラフスケッチなどでお客様の希望を聞きながら外観イメージの方向性を絞り込んでゆく。

デザイン案が決まるとラフモデルを作って実物大でのイメージ、細かな操作性、触り心地などを確かめて 3D CAD によるモデリングとレンダリングを行う。

同じ要素から異なる製品イメージ

右のOEM版は全体が柔らかい曲面で一つの塊となり、静脈認証部を手で包み込みたくなるようなやさしいイメージ。

一方、左はシャープで幾何学的なかたちの組み合わせを使って先進性を出している。

同じ要素を使ったものであれば、外観イメージの差異だけでなく、用途が少し違ったものでも、ほぼ同時に開発を進めることで開発期間・コストを抑えることができる。

製品ラインナップなど構想段階からデザイナーとの連携をとることで、開発全体の効率化が図れる。

設計から生産までの効率化

最終レンダリングに使用した3Dデータは設計および金型データの制作に使われる。

左のデータは設計部と協力し、当社で金型出図用データを作成したものである。

使用ソフト:Rinocerous 4.0 , Solidworks


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